TOEICにもおすすめの英字新聞と勉強法!多読で読解力と英語脳を鍛える

大人向けの英語

英字新聞を使って勉強してみたいけれど、英語初心者だと難しいかな..

TOEIC対策に英字新聞がおすすめって聞くけれど、本当なのかな?おすすめの英字新聞も知りたいな。

こんな悩みや疑問を抱えていませんか?

本記事のポイント
・英語初心者でも無理なく読める、おすすめの英字新聞が分かる
・英字新聞を使った効果的な勉強法が分かる

英語初級レベルでも読める英語学習者向け英字新聞があります。

また、英字新聞を読む習慣を付けると、TOEICの勉強をしなくても点数がぐんぐん上がります。

なぜそう言い切れるかというと、私が実際に体験したからです。英語初心者から1年でTOEICの勉強を一切せずにTOEICで755点を取れ、ネイティブと会話も楽しめるようになったのです。

その後の留学中には、855点になりました。

そんな私が実践した英語の勉強法の一つが、『英字新聞』を読むことです。

今回は、実際に私が読んでいた初級~中級レベル向けのおすすめの英字新聞の特徴や効果的な勉強法をシェアします。

初級~中級レベル向けには「The Japan Times Alpha」

The Japan Times Alpha』は、英字新聞で有名なジャパンタイムズ社が発行する、英語学習者向けの週刊紙です。

1951年に『Student Times』として創刊され、約70年もの歴史のある英字新聞になります。

英語学習のトレンドを取り入れ、入試・資格試験・通訳などにも通用する英語力を鍛えられるのが魅力です。

基本情報
・発売日:毎週金曜日
・価格:1部320円 
・定期購読:3,750円(3カ月/13回)7,500円(6カ月/26回)15,000円(12カ月/52回)
・ページ数:24ページ
・購入方法:コンビニや書店、もしくは定期購読

定期購読だと1部当たりの単価が安くなります。また、コンビニや書店に置いていないことも多いため、探し回る手間も省けます。

まずは3カ月から始めてみるのがおすすめです。期間を決めることで、「取りあえず3カ月続けてみよう!」と、モチベーションにつながりやすいためです。

▼定期購読の申し込みは公式サイトへ▼

The Japan Times Alphaのおすすめポイント

一番のおすすめポイントは、英語学習者向けに作られている点です。

無理せずにしっかり学べる工夫がされており、続けやすいのが魅力になります。

紙面見本 ← 実際の紙面のサンプル(全ページ)が見られます。

和訳・解説付き

英字新聞を使った勉強で挫折しやすいのは、「単語や英文の意味が分からず、やる気が失せる」ことです。いちいち辞書で調べるのも面倒で、結局読まなくなってしまうパターンが多いのです。

The Japan Times Alphaは、難しい単語やフレーズには日本語訳が付いているため、辞書を引く手間なく英文を理解できます。

英字新聞の効果的な使い方である『多読』が無理なく可能なのです。

多彩なコンテンツ

洋画の台本を読むコーナーやクロスワードパズル、心理テスト、星占いなど、コンテンツが多彩です。

ニュース記事ばかりだと「つまらない」と感じやすく、それが挫折する原因になることもあります。

The Japan Times Alphaは、勉強という堅苦しさがなく、楽しく続けられます。

各記事にレベル表示

各記事の難易度により、EASY(TOEIC550点未満)・INTERMEDIATE(TOEIC500~800点)・ADVANCED(TOEIC800点以上)とレベル分けされています。自分のレベルに合わせて記事を選べるため、効率的です。

ただし、レベルにこだわり過ぎず、興味のあるジャンルの記事であれば読んでいみるのがおすすめです。逆に自分のレベルに合う記事でも、興味がないと読み気が失せやすいので無理する必要はないですよ。

ジャンルが豊富

国内外の重要なニュースの他にも、ビジネス・IT関係・化学・健康・エンタメ・エッセー・旅行・インタビューなど幅広いトピックに触れられます。

また、TOEICのリーディング演習や英文ライティングの学習コーナーもあります。

先ほど述べたことと矛盾しますが、TOEICの試験対策として英字新聞を利用するのであれば、さまざまなジャンルに触れていた方が役に立ちます。

興味のない分野はじっくり読まなくてもいいですが、サラッとでも読んでおくと、知識が身に付きます。

Webサイトも使える

Webサイトには、定期購読している会員だけがアクセスできるコンテンツがあります。ネイティブによる読み上げ音声や読解講座、英単語集、紙面と連携した学習コンテンツが制限なく使えます。

とくにネイティブによる読み上げ音声は、発音やイントネーションを確認できるため、ぜひ使ってほしいコンテンツです。

スマホからも操作しやすく、毎日の通勤通学時やスキマ時間を使って気軽に英語学習ができ、続けやすさにつながります。

紙面と電子版はどちらもメリットがあるため、両方使えるのも魅力です。自宅では目に優しく、メモを書き込めたり、マーカーで印をつけられる紙面を利用し、混み合った通勤電車ではスマホで電子版を利用するということができます。

週刊のため続けやすい

「よし、頑張ろう!」と意気込んでも、初心者に日刊はきついです。すぐ挫折してしまう原因になりかねません。

The Japan Times Alphaは週刊で無理なく読みきれるボリュームのため、挫折しにくいのもメリットです。

英字新聞をおすすめする理由

英語力を向上させるために、なぜ英字新聞がおすすめなのでしょうか?主な理由は以下の4つです。

リーディング力が向上

多読することで英語の理解力を高められ、リーディング力が向上します。

『読む⇒理解する』を繰り返すことで理解力が育つのです。

多読することで読む速度が劇的に早くなることも大きなメリットです。TOEICのリーディングで時間が足りない人は、まず読む速度を上げる必要があります。

TOEICで高得点を取ろうと思ったら、さまざまなスキルが必要ですが、中でも大切なのが英語を素早く読解する「速読力」です。速読力を養うには、「たくさんの英文を読む」ことが大切。(The Japan Times Alpha編集長 高橋敏之)

ネイティブが使う生きた単語やフレーズを学べる

英字新聞からは、実際に使われている生きた英語を学べます。今話題の知っておきたい単語や幅広い分野の単語に触れることができます。

仕事や英会話のレッスンなどで外国人と話す機会があるときに、「何を話せばいいのか分からない」という人は多いです。英字新聞を読んでいると旬の話題が英語で分かるため、話題作りがしやすいというメリットもあります。

また、単語帳で覚えるのとは違い文章で覚えられるため、細かいニュアンスを掴むこともできます。英会話は多くの使えるフレーズを覚えることで、ぐんと上達しますよ。

英語脳(英語を英語で理解する)が鍛えられる

私が自分でも驚いたのが、英語を英語で理解する力が付いたことです。英字新聞を読んでいると、当然分からない単語があります。

しかし、単語の意味が分からなくても、文脈から意味を推測できるようになるのです。

英語は私たちにとって外国語。どうしたって未知の言葉に出くわすことは避けられません。そんなときに大切なのは、文脈や字面から意味を推測できるようになること。これは単語をたくさん覚えるのと同じくらい大切なことなのです。(The Japan Times Alpha編集長 高橋敏之)

文脈から推測するスキルは、ネイティブとの会話や洋画を見るときに非常に役立ちます。文脈から意味を推測するというのは、意識していないだけで、実は母国語の日本語では普通にやっていることですよ。

海外トレンドなど知識や教養が身に付く

英語の勉強をしながら、重要なニュースや世界中のトレンド情報など知識や教養を得られるのも大きなメリットです。「日本語では言えても、英語では言えない」ということもなくなります。

新聞記事には身近な話題が多いため、興味が湧きやすいことも続けやすさの理由です。すでに内容をある程度理解しているので、知らない単語が多くても大まかな内容が分かりやすいのもプラスです。

英字新聞を使った勉強法や大切なポイント

英字新聞をうまく活用して英語力をアップする方法や大切なポイントを紹介します。

全部読む必要はない

全部読もうとすると、挫折しやすいです。特に初級レベルのときは、分からない単語もたくさんあるため、全部読む必要はないです。

『楽しく学ぶ』ことが第一です。経験上、そこが欠けていると簡単に挫折してしまいます。

全部読むことより続けることの方がよっぽど重要なので、『毎日少しずつ、できる範囲で』を心がけて下さいね。

辞書は引かない

難しい単語やフレーズには注釈が付いていますが、分からない単語を一つ一つ調べる必要はないです。すでに述べた通り、文脈から意味を推測しながら読み進めていくのが多読の大切なポイントです。

多読が最優先のため、気になる単語は読み終えてから調べます。

オリジナルの単語帳やフレーズ集を作る

英字新聞を読んで学んだ単語やフレーズを集めて、単語帳やフレーズ集を作りましょう。その際の大切なポイントは、自分にとって必要な単語やフレーズかどうかです。

使わない単語やフレーズを覚えても、すぐに忘れてしまいます。

毎日続ける

もっとも大事なことですが、もっとも難しいのが毎日続けることでしょう。

週末にまとめて1時間勉強するよりも、毎日10分勉強した方が身に付きやすいです。英語はスポーツと同じでトレーニングすることで上達するためです。

「挫折しやすいから心配…」「つい怠けてしまう」という人は、定期購読を利用してある程度自分を追い込むことも大切です。

実践でアウトプット

英会話でインプットとアウトプットの両方をしないと、伸び悩み上達しません。

例えば、TOEICで高得点取っている人でも英語が話せない人が多いですよね。大きな原因はインプットのみで、十分にアウトプットができていないからです。

近年は、格安のオンライン英会話も多いです。留学するよりも英語を話す機会を作れます。

作成したオリジナルの単語帳やフレーズ集を使って、実際に英語を話してみましょう。実生活で使える場面を想像して文章を作ると効果的ですよ。

The Japan Times Alphaで使える英語を身に付けよう

英語を話せるようになりたいと思うなら、英語を英語で理解できるようになることが重要です。英字新聞を使って多読することで、英語の理解力が劇的に向上します。

The Japan Times Alphaは英語学習者向けに作られているため、一般紙のように読むだけではありません。音声が聞けたり、TOEIC対策ができたりとコンテンツが豊富です。何よりも挫折せずに続けられる工夫がされているのが大きな魅力です。

まずは3カ月試してみましょう。3カ月後には今と違う自分に出会えるはずですよ。