【アメリカで人気】小・中学生におすすめの英語の漫画5選!英語学習に最適

子ども向けの英語

子どもの英語教育に英語の漫画は使える?アメリカの小学生に人気の漫画を知りたいな。

アメリカで子育て中だけど、子どもが本を読みたがらない。漫画なら読んでくれるかも。おすすめの漫画を知りたい。

こんな風に思っている人に、ロサンゼルス生活16年で小学生の女の子を育てている私が、おすすめの漫画シリーズを紹介します。

本記事のポイント
・アメリカの小学生に人気のおすすめ漫画シリーズ5選
・漫画が英語学習におすすめの理由5つ

先に「子どもの英語教育に漫画は使えるのか?」という疑問に答えると、英語学習に漫画はおすすめです!主な理由は以下の通り。

・小学校の図書館や教室にも置いてある
・日常会話が自然と身に付く
・何しろ楽しい
・アメリカの文化に触れられる
・実際に漫画とアニメで語学を習得した人がいる

アメリカの小学生に絶大な人気を誇る漫画シリーズ5選の紹介とともに、英語学習に漫画をおすすめする理由についても具体的に解説しています。

アメリカの小学生に人気のおすすめ漫画5選

早速、紹介していきます。対象年齢も記載するので、参考にしてくださいね。

アメリカ在住者には、記事の最後でAmazon USAのリンクを紹介しています。

Dog Man (ドッグ・マン)

作者:Dav Pilkey (ディブ・ピルキー)
対象年齢:7歳~

小学校低学年の子どもに絶大な人気を誇る漫画が、『Dog Man(ドッグ・マン)』シリーズです。

多くの子どもが最初に手にする漫画といっても過言ではありません。現在9冊販売されています。

頭は犬で体は人間のドッグ・マンが宿敵の猫による事件をユーモラスに解決していくヒーローもの。

子どもらしい発想と、まるで子どもが描いたような親近感のわく絵が、多くの子どもを魅了しているといわれています。

実は作者のピルキー氏は、子どもの頃、失読症とADHD(注意欠陥・多動性障害)で授業を中断させてしまうことが多かったため、毎日のように廊下に出されていたそうです。

絵を描いたりストーリーを考えたりするのが好きだった彼は、廊下でオリジナルの漫画を描いて過ごしていたのです。

障害を乗り越えて子どもの心をつかむ作家になったというサクセスストーリーは、多くの子どもや親の心に響くのではないでしょうか。

Sisters(シスターズ)

作者:Raina Telegemeier(ライナ・テルゲマイヤー)
対象年齢:8~12歳

ライナ(作者)は、「お姉ちゃん」になるのが待ちきれずにいました。しかし、妹が生まれると、彼女が期待していたものとはまったく違っていて…というストーリーです。

ベストセラーを連発している有名作家のマンガで、自分の子供時代を振り返る自伝的な作風が特徴です。

誰にでも起こり得るエピソードが描かれていて、子ども達の共感を得やすいのが人気の理由でしょう。

その他に『Smile(スマイル)』『Drama(ドラマ)』『Ghost(ゴースト)』『Guts(ガッツ)』もあります。

Lina
Lina

娘が何度も読み返すほど気に入っていたシリーズです。

Real Friends (リアル・フレンズ)

作者:Shannon Hale (シャノン・ヘイル)
対象年齢:8~12歳

シャノン(作者)とエイドリアンは、幼いころからの親友でした。しかしある日、エイドリアンはクラスで最も人気のある女の子で「グループ」のリーダーであるジェンと付き合い始め…というストーリー。

『リアル・フレンズ』も作者の子供時代を振り返る自伝的な漫画です。

女の子特有の独占欲だとか嫉妬だとか、この年齢の頃はいろいろありますよね。現実の自分の世界とダブるストーリーが人気なのでしょう。

もう一冊の『Best Friends(ベスト・フレンズ)』も人気です。

Baby-Sitters Club(ベビーシッターズ・クラブ )

Ann M. Martin (アン・M・マーティン)
対象年齢:8~12歳

有名な児童書の漫画バージョン。「ベビーシッターズ・クラブ」を結成し、子ども達のお守を通してさまざまなことを学んでいく…というストーリです。

アメリカでは、最初のバイトがベビーシッターということも少なくありません。ベビーシッターといっても赤ちゃんの世話ではなく、幼稚園~小学生のお守がメインです。

アメリカならではの日常が垣間見れるのもおすすめポイント。

Click(クリック) 

作者:Kayla Miller(ケイラ・ミラー)
対象年齢:8~12歳

学校でバラエティーショーが行われることになった主人公のオリーブ。周りはすでにグループができていて、一人ぼっち…というストーリー。

学校でのさまざまエピソードを通して、友情や人間関係、自分らしく生きることの大切さなど、ポジティブなメッセージが込められています。

2019年に発売された比較的新しいシリーズで、『Camp(キャンプ)』と『Act(アクト)』もあります。2021年7月には、4冊目の『Clash(クラッシュ)』が発売される予定です。

漫画が英語学習におすすめの理由やメリット

先に述べた通り、漫画は英語学習におすすめです。どのようなメリットがあるのか、具体的に解説しますね。

小学校の図書館や教室に置いてある

娘の通うアメリカの小学校では、教室や図書館にたくさんの本があり、週1回、好きな本を借りれるようになっています。

学校の本の中には、紹介した漫画も含まれています。つまり、「漫画だからダメ」「身に付かない」ということはありません。

もちろん、漫画しか読まないというのは、問題あると思いますが…

教育学博士の夫や元教育者の義両親ともに、『母国語、外国語に関わらず、読書(多読)は言語を習得する上で非常に重要』と常々言っています。

漫画だとしても、全く読まないよりはるかにいいですよ。

日常会話が身に付く

漫画は、基本的に会話形式になっています。そのため、簡単で短い英語で書かれていることやリアルな日常英語が自然と身に付くのがメリットです。

知らない単語があっても、絵が描かれているので想像しやすいのも英語学習に役立ちます。

英語を英語で理解する英語脳が鍛えられ、知らない単語があっても容易に意味が推測できるようになります。

実は、意味を推測できる能力は非常に重要です。実際に会話中に知らない単語があったときに、いちいちどういう意味か調べたり聞いたりするわけにはいきませんよね。

前後の話の流れや意味合いから推測し理解できる能力があることで、会話に困らないことも多いのです。

何しろ楽しい

「本は苦手でも漫画は好き」という子どもは多いですよね。本を読むことも大切なのですが、英語となるとハードルが高いこともあります。

漫画であれば、「読んでみようかな」と思いやすいです。

アメリカのアニメ映画が日本でも人気なことを考えれば、アメリカの小学生に大人気の漫画は、日本の子どもの心にも響くと思いますよ。

アメリカの文化に触れられる

漫画は日常生活が描かれていることが多いので、アメリカの文化や生活などにも触れられることもメリットです。

「日本とアメリカでは、こんなに違うんだ」「アメリカの生活をもっと知りたい」など、興味を持つことで英語学習が楽しくなることもあります。

また、文化や国民性などを自然と知ることができ、小さいうちから知見を広げられるのもメリットです。ただ英語を話せるだけでは、真の国際人とは言えませんよね。

Lina
Lina

私は小学生のときに転校生してきたハーフの女の子と仲良くなったことで、アメリカや英語に興味を持つようになったんです。

実際にマンガで語学を習得した人もいる

アメリカの職場で日本語を話せるアメリカ人数名に出会ったことがあるのですが、誰も日本での留学経験がありませんでした。

勉強法を聞くと、全員が日本の『漫画』と『アニメ』を使って独学で習得していたのです。日本の漫画やアニメが大好きで、毎日のように日本語に触れていたそうです。

アニメや漫画はドラマや映画と比べると圧倒的に簡単なことや、続きが知りたくて読み進めてしまうというのが、語学の習得に役立ったと言っていました。

日本語と英語と言葉は違いますが、効果的な語学の勉強法に違いはないと思いますよ。

漫画で楽しく英語学習をしよう

大人と同じで、子どもも英語学習が楽しくなければ続きません。

小さいころは親の意志で何とでもなっても、大きくなるにつれ自分の意志で行動するようになりますよね。

いくら英語学習にお金を注ぎ込んでも、本人に興味がなければ伸び悩みますし、期待するような結果が得られないでしょう。

ぜひ、アメリカの小学生に大人気の漫画を英語学習に取り入れて、楽しく学んでください。高額な英語教材を購入するよりも、よっぽど身に付くと思いますよ!

▼アメリカ在住者向けAmazonリンク▼