【アメリカのマナー】レストランで食事するときに注意したい10のこと

アメリカ旅行全般

アメリカのレストランで食事するときに気を付けることはある?恥をかかないようにマナーを知りたい。

こんな疑問や悩みを解決する記事です。

近年は旅行や出張、留学などでアメリカを訪れたことがある人も多いですが、意外とレストランでのマナーを知らない人もいます。

自分では気付いていなくても、ドン引きされていることもあり得ます。

事前にアメリカのレストランでのマナーをきちんと把握し、旅行の楽しみの一つであるレストランでの食事を楽しみましょう。

アメリカのレストランでのマナー

早速、アメリカのレストランでの基本的なマナーを紹介していきますね。

『郷に入っては郷に従え』という言葉通り、現地の習慣に従うのがトラブルを避けることにもつながりますよ。

TPOに合わせた服装を心掛ける

カジュアルからフォーマルまで、さまざまな雰囲気のレストランがありますよね。日本でも常識と言えますが、各レストランに合う服装で食事をするのがマナーです。

アメリカの高級レストランでは、ドレスコードが指定されており、ジャケットやネクタイが必須のところもあります。

ドレスコードに沿わないカジュアル過ぎる服装だと、入店を断られてしまうこともあるため、事前に確認しましょう。

また、大人の雰囲気を大切にしているようなレストランに、大人しく座っていられない小さい子ども同伴で行くのは、「マナーがなっていない」と思われることもあります。

そういった場所に行くときは、子どもをベビーシッターなどに預けて大人だけで行くのが普通だからです。

喫煙しない

州や市により法律が異なりますが、多くの州ではレストラン内での喫煙は禁止されています。

ロサンゼルスのレストランも禁煙です。

これはマナーというよりルールで、うっかり喫煙してしまうと違法になってしまい、罰金の対象になります。

レストランに限らず、ビーチや公園、ホテルのロビー、空港内、ショッピングモールなどの公共エリアも全面禁煙になっているので、注意しましょう。

担当者以外に用事を頼まない

アメリカでは各テーブルに担当のウエイター/ウエイトレスがいます。担当のテーブルからもらうチップが主な収入源になっているためです。

何か頼みたいときは、担当のウエイターやウエイトレスに頼みましょう。

日本のように誰かれ構わず声を掛けるのは、マナーに反します。

ウエイター/ウエイトレスを大声で呼ばない

日本では、わりと大きな声で「すみませ~ん!」とウエイターやウエイトレスを呼んでも何とも思われませんよね。

しかし、アメリカでは大声で呼ぶと「マナーが悪い」と思われます。

担当のウエイターやウエイトレスが通り掛かったときに、「すみません」と声をかけるか、軽く手を上げて目線を合わせて合図をするのがマナーです。

待っていてもなかなか来ないときは、通りがかったスタッフに担当のウエイター/ウエイトレスを呼んでくれるように頼みましょう。

音を立てて食べない

ラーメンやスープなどをズルズルと音を立てて食べないというのは、認知度が高いアメリカのマナーですよね。

実際にはマナーが悪いというよりも、『下品』だと思われるので気を付けましょう。

食器類を持たない

アメリカでは、食器類を手に持たずに食べるのがマナーです。

日本人はご飯茶碗などを手に持って食べる習慣があるため、気付かないうちにやってしまいやすいマナー違反といえます。

お味噌汁のように、お椀に直接口を付けて飲むのも「マナーが悪い」と思われます。アメリカでは、お味噌汁にレンゲが付いてきて、スープのようにすくって飲みます。

しかし、近年は日本食ブームで日本文化への理解も深まり、以前ほどマナーが悪いとは思われなくなっています。

Lina
Lina

日本人や日系人が多く住むロサンゼルスの日本食レストランでは、レンゲが付いてこないところがほとんどで、普通にお椀に口を付けて飲んでいますよ。

アルコールを飲み過ぎない

アメリカでは食事を楽しむ場であるレストランで、アルコールを飲み過ぎて酔っぱらうのは「マナーが悪い」と思われます。

むしろ、かなりドン引きです。実際にレストランで酔っぱらっている人を見たことがありません。

日本のように、取引先の人と飲んで親交を深めるという考えもありません。アメリカでは、酔っぱらってしまう人は自己管理ができない人と思われる傾向にあります。

信頼関係に悪影響を及ぼすリスクもあるため、たしなむ程度に留めましょう。

身分証明書を持参する

レストランでアルコールを注文したい人は、『身分証明書』を持参しましょう。

日本人は若く見られてしまうことが多く、身分証明書の提示を求められることも珍しくありません。

スーパーなどでアルコールを購入するときも同様です。

Lina
Lina

『料理酒』を購入する際にも、身分証明書の提示を求められたことがありますよ。

会計はテーブルで済ます

アメリカでは、会計をテーブルで済ませます。

日本で会計を依頼するときは、指でバッテンをしますが、アメリカ人には意味不明なジェスチャーです。

手でレシートにサイン(署名)をするようなしぐさをしましょう。

クレジットカードを使うと、レシートにボールペンでサインをしますよね。まさにそのしぐさが会計を依頼する意味になります。

チップを置く

日本にはないアメリカのマナーで最も知られているのが、チップですよね。

チップの相場は、合計額の約15~20%です。

ウエイターやウエイトレスは時給が低く設定されていて、チップが主な収入源になっています。そのため、チップを置き忘れないようにしましょう。

食べきれなかった料理は持ち帰りできる

マナーというわけではないのですが、アメリカでは食べきれなかった料理を持ち帰るのが普通です。

大抵、ウエイターやウエイトレスがお皿を下げるときに、持ち帰るか聞いてきます。

ただし、持ち帰らないのはマナーが悪いというわけではないので、必要ないときは断っても問題ありませんよ。

レストランでのマナーを守りましょう

日本とアメリカでマナーが違うからといって、必要以上に構える必要はありません。前述した必要最低限のマナーを守ればよいだけです。

特に気を付けたいのが、大きな声でウエイターやウエイトレスを呼ぶ行為です。アメリカの日本食レストランでは、日本人のウエイターやウエイトレスのことが多く、ついやってしまいがちです。

周囲のアメリカ人客にドン引きされてしまうので、気を付けてくださいね。