アメリカで人気のおすすめ植物性ミルク6種類を比較!栄養価やメリットを紹介

アメリカ生活
  • アメリカでは、植物性ミルクの種類が豊富って本当なのかな?どの植物性ミルクが人気なのか知りたい。
  • どうして植物性ミルクが注目されているの?植物性ミルクに変えるメリットを知りたい。

こんな疑問に答える記事です。

本記事のポイント
・アメリカで人気のおすすめ植物性ミルク6種類の特徴や栄養価
・アメリカで植物性ミルクが人気の理由や注意点

アメリカでは多種多様な『植物性ミルク』が販売されており、なんとアメリカの41%の家庭で購入されています。

アメリカの定番朝食であるシリアルにかけたり、コーヒーに入れたり、料理に使ったり、さまざまな用途に使われていますよ。

近年は、植物性ミルクの種類もさらに増え、ますます『牛乳離れ』が加速している状況です。

そこで、アメリカで植物性ミルクが人気の理由やメリットと合わせて、人気の高い植物性ミルクの栄養価や特徴を比較しながら紹介します。

Lina
Lina

我が家でもいろいろな種類の植物性ミルクを飲んでいますよ♪

アメリカで植物性ミルクが人気の理由と注意点

植物性ミルクは、植物性の原料からできたミルクのことです。よく知られている『豆乳』も植物性ミルクです。

まずは、アメリカで植物性ミルクが人気の理由についてみていきましょう。

食生活を見直す人が増えた

植物性ミルクは、もともと乳糖不耐症やヴィーガンの人たちの代替ミルクとして飲まれていました。

時代の流れとともに健康意識や環境問題意識の高い人たちの間で植物性ミルクが好まれるようになっていったのです。

ヘルシーという認識が広まったことや食生活を見直す人が増えたこともトレンドになっている理由です。

近年はミルクに限らず、植物性の肉類などの種類も増えています。

健康・美容効果が期待できる

健康・美容効果を期待して、牛乳から植物性ミルクに切り替える人も少なくありません。

生活習慣病や血管疾患などにつがなるリスクがあるため、『コレステロール』を気にしている人も多いですよね。

コレステロールは植物由来のミルクには含まれていません。少しでもコレステロールを減らしたいという人に、植物性ミルクは選ばれているのです。

また、植物性ミルクはカロリーや脂質、糖質が牛乳よりも少なく、糖質や脂質制限ダイエット中でも飲みやすいのも人気の理由です。

ビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれているものも少なくないため、美容効果を期待して飲む人もいます。

加糖タイプに要注意

植物性ミルクといっても多種多様なタイプが販売されており、飲みやすさを重視するために砂糖が加えられているタイプもあります。

ダイエット目的で牛乳よりもカロリーの低い植物性ミルクに切り替えても、知らずに加糖タイプを飲んでしまっていたら意味がないですよね。

購入する際は、パッケージのラベルをチェックするようにしましょう。

アメリカで人気の植物性ミルク6種類

アメリカで人気の植物性ミルクトップ3は以下の通りです。

1位:アーモンドミルク
2位:オーツミルク
3位:ソイミルク

上記3種類に加えて、ライスミルク、ココナッツミルク、ヘンプミルクも紹介します。

Lina
Lina

アメリカでは、ヘンプミルク以外の5種類は普通のスーパーでも手に入りますよ。

(参考:Good Food Institute

アーモンドミルク

アメリカの植物性ミルクの売上の約65%を占めているのが、『アーモンドミルク』です。

アーモンドミルクの魅力は、糖質ゼロなだけでなく脂質も少なく、カロリーが低いことです。カロリーは6種類の中で最も低いので、ダイエット中の人におすすめ。

また、アーモンドは血行促進をサポートするビタミンEや抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。美肌やアンチエイジングに効果が期待できるというのも人気の理由です。 

ほんのりとしたアーモンドの香りが特徴で、クセが少なく飲みやすいことも人気の理由でしょう。

オートミルク(オーツミルク)

ここ数年で人気が急上昇しているのが、オート(オーツ)麦から作られている『オートミルク(オーツミルク)』です。

ナッツアレルギーの人でも安心して飲めることや、低脂質で低カロリーなのが魅力です。

牛乳に近い口当たりで、コーヒーなどに入れても味への影響が少なく使いやすいのも人気の理由といえるでしょう。

不足しがちなカルシウムが牛乳以上に含まれているのもおすすめポイントです。

ソイミルク

ソイミルクは、『豆乳』のことです。日本で牛乳の代替品といえば、豆乳というくらい浸透していますよね。

大豆製品は昔から食べられているため、日本人の体質によく合うといわれていますし、味も飲みやすいです。

他の植物性ミルクに比べると脂質が若干多くカロリーが高めですが、食物繊維やカルシウム、タンパク質が豊富に含まれており、栄養バランスが良いのが魅力です。

ライスミルク

ライスミルクはお米から作られたミルクです。

大豆やナッツアレルギーの人手も安心して飲め、日本人が昔から食べているお米からできているので、体への負担が少ないです。

低脂肪でクセのないあっさりとした味なので、他のものと混ぜたり、料理に使ったりしやすいというメリットもあります。

ココナッツミルク

ここで言うココナッツミルクは、カレーなどに使う缶に入ったココナッツミルクではなく、飲み物としてのココナッツミルクです。

かつてココナッツオイルがブームになったので、今さらココナッツの魅力を説明するまでもないですが、ココナッツに含まれている脂質はエネルギーになりやすく脂肪燃焼効果が期待できます。

カロリーが低いのも特徴ですが、独特の味が気になる人もいるかもしれません。入れる量にもよりますが、コーヒーの味に影響することも。

ヘンプミルク

ヘンプミルクは、『麻の実』から作られているミルクです。

麻の実は栄養価が高いことで知られており、ここ何年もスーパーフードの一つとして注目されています。

体内で作られることがなく不足しがちな必須アミノ酸など20種類以上のアミノ酸やミネラルが豊富に含まれているのが特徴です。

血中のLDLコレステロールを下げる効果がある不飽和脂肪酸が、6種類の植物性ミルクの中で最も多いのも魅力です。

植物性ミルク6種類の栄養価を比較

牛乳と6種類の植物性ミルクの栄養価を比較しました。

私がアメリカで飲んだことのあるものを参考にしているので、それぞれの数値は製品により多少異なります。購入の際は製品のラベルを確認してくださいね。

※アメリカの1カップ(240ml)当たり。全て砂糖を加えていないタイプのミルクです。

牛乳アーモンドオーツソイライスココナッツヘンプ
カロリー160kcal30kcal45kcal80kcal70kcal40kcal60kcal
脂質8g2.5g3g4g2.5g4g4.5g
糖質12g0g0g1g1g以下0g0g
食物繊維0g1g1g2g0g0g0g
炭水化物13g1g5g3g11g1g0g
タンパク質0g1g1g7g0g0g3g
コレステロール35mg0mg0mg0mg0mg0mg0mg
不飽和脂肪酸2.5g2g2g3.5g2g0g4g
ビタミンA90mcg150mcg230mcg150mcg90mcg180mcg0mcg
ビタミンB121.2mcg0mcg0mcg3mcg0.6mcg0.9mcg0mcg
ビタミンD4.5mcg2.5mcg0mcg0mcg3.7mcg2mcg2mcg
ビタミンE0mg4mg0mg4mg4mg3mg0mg
カルシウム310mg450mg460mg300mg290mg460mg257mg
鉄分0mg0.5mg0mg1mg0.6mg0.5mg2mg
マグネシウム0mg15mg0mg40mg0mg0mg57mg

どの植物性ミルクがおすすめ?

「結局、どの植物性ミルクがおすすめなの?」と思いますよね。私は思いました。(笑)

結論ですが、おすすめは『全て』です。理由は以下の通り。

バランス良く取り入れよう

どの植物性ミルクがおすすめかは、人によって違います。『何を重視するのか』によって変わるためです。

それぞれの特徴や栄養価から分かる通り、全てにおいて群を抜いて優れている植物性ミルクはありません。

他よりも優れた点もあれば、劣っている点があるというのが現状です。従って、どれか一つに絞るのではなく、バランス良く取り入れるのがおすすめです。

Lina
Lina

実際に私は複数の植物性ミルクをローテンションして飲んでいますよ♪

アメリカでは、ヘーゼルナッツミルク・カシューナッツミルク・ウォールナッツミルク・ヘーゼルナッツミルク・フラックスミルク・ピスタチオミルク・マカデミアナッツミルクなどもあります。

植物性ミルクを飲んでみよう!

日本で購入できる植物性ミルクは限られていますが、植物性ミルクに切り替えることで健康効果や美容効果が期待できますよ!

日本人はもともと乳糖を分解する十分な酵素が作られにくい体質で、乳糖不耐症の人も少なくないといわれています。自分では気付かなくても、消化器官に過度な負担をかけているかもしれません。

植物性ミルクに切り替えて、体をいたわるのもよいのではないでしょうか。

ちなみに、アメリカの健康志向の高い人の間で牛乳離れが進んでいる理由に、『牛乳が体に悪い』という思想があるのです。詳しく知りたい人には、『牛乳のワナ』という本がおすすめ。

▼植物性ミルクはシリアルとも合いますよ♪