先日、ロサンゼルスからそう遠くないSanta Ana(サンタアナ)というエリアにある結婚式場『The Hacienda』での結婚式と披露宴に出席する機会がありました。
新郎新婦は、『コロナ禍なので屋外で安全に行える場所』を選んだとのことですが、とても素敵な施設で快適だったので、紹介したいと思います。
アメリカでの結婚式・披露宴がどのようなものなのか興味がある人やロサンゼルス近辺で結婚式場を探している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
日本の結婚式や披露宴との違いについても触れています。
The Haciendaは、会社のイベントや個人の誕生日会などのパーティーにも使える施設なので、そういった目的の場所を探している人にもおすすめ。
「The Hacienda」での結婚式
まずは、結婚式場について紹介します。
公式ホームページの『フォトギャラリー』には、たくさんの写真があるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
歴史あるサンタフェスタイルの建物
The Haciendaは、もともとは1901年に建てられたスペイン風の邸宅です。
タイムスリップしたようなおしゃれなサンタフェスタイルの雰囲気の中ですてきな時間を過ごせます。
ホテルでの結婚式や披露宴とは違った魅力がありますよ。
2つのチャペル
施設には2つのチャペルがあります。
左の写真の『半屋外空間のチャペル』と、右側の写真の『ガーデンチャペル』です。
今回は、半屋外空間のチャペルでの結婚式でした。
デコレーションは、希望により変えられるようです。
「The Hacienda」での披露宴
チャペルのすぐ横には、披露宴を行えるスペースがあります。
広々とした披露宴スペース
コロナ禍のため、ソーシャルディスタンスを保てるように多数のテーブルが用意されており、家族単位で1つのテーブルを利用できるように配慮されていました。
屋外といっても屋根付きなので、日差しが強い日でも快適に過ごせます。また、冬の寒い日でもヒートランプがあるので安心です。
草花がいたるところにあり、どことなくハワイのリゾートに来ているような雰囲気を楽しめました。夜になるとライトのデコレーションもキラキラしてきれいでした。
スペースは屋外ほど広くないですが、屋内にもテーブルを設置できます。
「The Hacienda」での料理
メニューは、『着席スタイル』と『ブッフェスタイル』があります。ブッフェスタイルは、曜日や時間帯により複数の料理プランから選べます。
詳しくは、公式サイトに記載されている『メニュー』を確認してくださいね。
飲み物は、最初のシャンパン以外はバーに取りに行くスタイルでした。
「サウスウエスト ビュッフェ」の料理
新郎新婦ともにメキシコ系アメリカ人ということもあり、今回はメキシコ料理がメインの『サウスウエスト ビュッフェ』だったので、その内容を紹介します。
夫も私も感動するほどおいしく感じて、スタッフにレストランとしてもオープンしているのか聞いたほど。以前はレストランとしても利用できたようですが、残念ながら今はやっていないそうです。
アペタイザー
まず、シャンパンが配られ、アペタイザーが運ばれてきました。
主催者は事前に5種類の中から2種類を選べ、今回は『カリフォルニア バハ ロール』と『チョリソ エンパナーダ』でした。
「チョリソ エンパナーダ」は、ほんのりスパイシーで私好み。ポットラックパーティー(食べ物を持ち寄るパーティー)によさそうなので、自宅でも作ってみたいと思っています♪
サラダ
アペタイザーのお皿を下げてくれ、『シーザーサラダ』が運ばれてきました。
メインデッシュ
ここからは、ビュッフェスタイルです。ビュッフェといっても、コロナ対策のため、全てスタッフがお皿に盛ってくれるスタイルでした。
『チーズエンチェラーダ』『ビーンズ』『スパニッシュライス』『タコスバー』。
タコスバーは、『ポークカニータス』と『チキンファヒータ』の2種類があり、私はチキンファヒータをチョイス。
付け合わせもいろいろあり、私はワカモレとシアントロを選びました。
各テーブルには、メキシカンフードに欠かせない『サルサとチップス』も。
デザート
『フルーツの盛り合わせ』がデザートとして用意されていました。
通常はビュッフェだと思いますが、コロナ対策でこちらもあらかじめプレートに盛ってあるスタイル。
『ウェディングケーキ』と『クッキー』も。
ケーキが赤い色で驚いたかもしれないですが、アメリカでは『レッド ベルベット ケーキ』と呼ばれていて、わりと定番です。
見た目が華やかなのでウェディングケーキだけでなく、誕生日やクリスマスなど特別な日のデザートとしてもおすすめ!
一番簡単なのは、ケーキやカップケーキの生地に食紅も混ぜる方法ですが、ビーツを使う方法もありますよ♪
日本とアメリカの結婚式の違い
日本とアメリカの結婚式・披露宴は、かなり違います。主な違いを紹介しますね。
合理的なウェディングギフト
招待状には『ウェディング・レジストリー』が記載されていることが珍しくありません。
ウェディング・レジストリ―は、新郎新婦が事前に欲しい物を選んでリスト化したものです。ウェブサイトで見られるようになっており、その中から選んで贈ることが可能なのです。
贈る側はギフトに悩む必要がありませんし、もらう側も欲しいものなので無駄にならないというメリットがあります。かなり合理的で、アメリカらしいですよね。
もちろん、自分で選んだギフトや現金を渡すことも可能です。
両親への手紙はない
日本の披露宴では、両親への感謝の気持ちを込めて手紙を読む習慣がありますよね。アメリカでは、一般的ではありません。
ただし、新婦が父親と、新郎が母親とダンスを踊る習慣があり、このときに感謝の気持ちを伝えている人も少なくないようです。
手紙といえば、新郎新婦がお互いに向けて手紙を読むことが多いです。私が出席した結婚式・披露宴では、いずれも結婚式の最中に手紙を読み合っていました。
ダンスタイムがある
新婦と父親、新郎と母親、新郎と新婦がダンスを踊る習慣があるので、その流れで出席者も自由にダンスホールで踊れる『ダンスタイム』になることが多いです。
新郎新婦の好みにもよりますが、DJ(司会も兼ねていることも)も登場してわりとクラブ化します。(笑)
でも、踊らなければいけないわけではないので、ご安心を!
また、アメリカの披露宴は最後までいる必要がなく、頃合いを見て自由に帰宅できます。クラブ化するのは後半なので、その前に帰っても問題ありません。
「The Hacienda」はカジュアルな結婚式におすすめ
今までホテルでの格式張った披露宴しか出席したことがなかったので、今回の『The Hacienda』での結婚式・披露宴は、よい意味で刺激的でした。
緑に囲まれたリゾート感あふれる中でゆったり過ごせて、幸せな気分に!
結婚式だけでなくイベント会場としても使えるので、家族・親戚・友人などを集めてお祝いするような特別なイベントに利用したいな、と思っています。