日本とは違うアメリカのバレンタインデーの実態!大人から子どもまで

アメリカ生活

アメリカのバレンタインは日本と違うと聞くけれど、本当なのかな?どんな過ごし方をするのか知りたい。

こんな疑問に、アメリカ在住歴16年の私が答えます。

結論から先に言うと、日本とアメリカのバレンタインは、かなり違います!

日本のバレンタインデーは、『女性が男性にチョコレートを渡す日』『女性が男性に告白する日』ですよね。まず、これ自体が日本独自の文化です。

日本とアメリカのバレンタインの違いや、大人と子どもそれぞれの過ごし方をお伝えしますね。

Lina
Lina

アメリカのバレンタインの雰囲気が分かる、おすすめの映画についても触れているので、チェックしてみてくださいね♪

日本とアメリカのバレンタインの違い4つ

主な違いは、以下の4つです。

  • 男性から女性が基本
  • 義理チョコはない
  • 定番はチョコレートだけではない
  • ホワイトデーはない

男性から女性が基本

バレンタインデーは、アメリカでも「愛の日」に変わりはありません。しかし、日本のように女性が男性に告白する日、もしくはチョコを贈る日ではありません。

どちらかというと、恋人や夫婦が主役のイベントになります。基本的には男性から女性に贈り物をする点も異なります。

しかし、必ずしも男性から女性というわけではなく、女性から男性に贈っても問題ありません。もっと言えば、大人から子ども、子どもから学校の先生など、誰が誰に渡してもよいのです。

義理チョコはない

日本では「会社の人達にチョコレートを配らなくちゃ…」と思う女性が多いと思いですよね。しかし、アメリカでは「義理チョコ」という考えは、全くありません。

ただし、性別に関わらず、共有エリアに「どうぞご自由に」という形でチョコレートやキャンディーを置いておく人もいます。大きく違うのは、女性に限らないことと、「しなければいけない」という意識がないことです。

定番はチョコだけではない

アメリカでもチョコレートは定番の一つですが、日本のようにチョコ限定ではありません。キャンディーやクッキー、カップケーキなどもありです。

甘いお菓子以外で定番なのが、カードや花束です。アメリカでは季節のイベントや誕生日などにカードを贈る風習があります。

Lina
Lina

バレンタインデーには、花屋でなくてもスーパーなどで、手軽にバラの花束などが購入可能ですよ。

ホワイトデーはない

ホワイトデーは、ありません。男性からプレゼントをもらってもお返しする必要はないですし、男性も期待していません。

中にはボーイフレンドや夫にプレゼントを渡す人もいますが、その場合はバレンタインデー当日に渡します。

【大人編】バレンタインデーの過ごし方

恋人同士や夫婦は、どのようにバレンタインデーを過ごすのでしょうか?一般的な大人のバレンタインデーの過ごし方をお話ししますね。

レストランでの食事やデートスポットに行く

すてきなレストランで食事を楽しむ恋人同士や夫婦が少なくありません。アメリカでは、子どもをシッターに預けて、夫婦だけの時間を大切にしている家庭も少なくないのです。

恋人同士であれば、ロマンチックなレストランや気分が盛り上がるデートスポットでプロポーズということもあります。どちらかというと、日本の『恋人たちのクリスマス』の雰囲気に近いですね。

男性から女性にプレゼントをする

すでに紹介した通り、男性からチョコレートやカード、花などをプレゼントするのが定番です。

2019年の平均的なバレンタインデーの出費は、約$162とされています。

アメリカのバレンタインデーギフトの内訳(2019年)
・キャンディー 52%
・カード 44%
・花 35%
・ジュエリー 18%
・衣類 18%
・ギフトカード 15%
(参考:NRF
Lina
Lina

アメリカでは、「candy(キャンディー)=飴」ではありません。飴だけでなく、チョコレートを含む甘いお菓子全般を指します。日本でもお馴染みのスニッカーズやキットカットなども含まれますよ。
ただし甘い物といっても、ドーナツ・クッキー・カップケーキ・ケーキなどは含まれません。

【子ども編】バレンタインの過ごし方

アメリカの小学生や幼稚園児のバレンタインデーの過ごし方をお話ししますね。

楽しみな年間行事の一つ

小学校や幼稚園では、バレンタインデーが年間行事の一つになっています。カードや『goody bag (グッディーバッグ)』を交換するのが恒例です。

Lina
Lina

goody bag (グッディーバッグ)は、ちょっとしたギフトのことです。小分けされたお菓子類やおもちゃ、文房具などを袋に入れて渡します。

グッディ―バックをもらえるのが、子ども達にとって楽しみの一つなのです。

カードやグッディバッグの交換は、強制ではありません。ただし、渡す場合はクラスメイト全員分を用意するのがルールです。

バレンタインデーが近くなると、12枚もしくは24枚入りの子ども用カードや小分けされたお菓子をたくさん見かけます。

▼まだ娘が幼稚園児の頃に配ったグッティバッグです。

しかし、時代の流れとともに『ヘルシー志向』になり、少しずつ形態が変わってきています。

娘の通う小学校では、以前はアレルギーや食中毒の心配があるため、『ピーナッツなどナッツ類が入っていない物』『手作りではない物』であれば、チョコレートやキャンディーも配れました。それが『ヘルシーな食べ物限定』になったのです。

Lina
Lina

ヘルシースナックとされるお菓子の中で、人気なのが以下の2つです。フライではなくベイクされたスナックで、娘もよく食べていますよ。

数年前からは、お菓子類が一切禁止になり、鉛筆やノート、ちょっとしたおもちゃが主流です。

アメリカでのバレンタインデーが分かる、おすすめ映画

バレンタインデー

『バレンタインデー』という映画です。ロサンゼルスに住む10組のカップルそれぞれのバレンタインデーを描いた映画になります。人気の恋愛映画『プリティ・ウーマン』を手掛けた監督の作品です。

ジュリア・ロバーツ、アン・ハサウェイ、ジェシカ・アルバ、ジェイミー・フォックスなど有名な俳優がたくさん出演していますよ。

チャーリーとチョコレート工場

子どもと一緒に楽しむなら、ジョニー・ディップが出演している『チャーリーとチョコレート工場』がおすすめ。

バレンタインデーがテーマの映画ではありませんが、チョコレートにまつわる話なので。

*無料で映画を見る方法もあります。
無料お試し期間を使えば、他の映画も見られますよ。
Amazonプライム :30日間無料
Hulu:2週間無料
U-NEXT:31日間無料

バレンタインは大人も子どもも楽しみなイベント

アメリカ人はバレンタインデーを『愛と感謝を伝える日』として、とても大切にしています。子ども達にとっても特別なイベントで、年齢・性別にかかわらず楽しめるイベントといえるでしょう。

Happy Valentine’s Day!