- 子どもの虫歯が心配。しっかり予防するにはどうしたらいいのかな?
- アメリカではデンタルケアが重要だと聞くけれど、日本とどう違うの?
先日、もうすぐ11歳になる娘の定期歯科検診に行ってきました。今回も虫歯なし!
私自身、子どもの頃の虫歯治療が痛くて怖かった記憶があるので、「娘にはそんな思いはさせたくない」という気持ちが強いんですよね。
なので、デンタルケアにはかなり熱心です。そんな私が常々感じているのが、アメリカ人のデンタルケアに対する意識の高さです。
それが、『虫歯を作らない習慣』につながっていると思います。
そこで、今回はアメリカと日本のデンタルケアに対する考え方の違いや、アメリカの小児歯科医に教わった子どもの虫歯予防について紹介したいと思います。
おすすめのデンタルグッズも紹介するので、参考にしてくださいね!
アメリカと日本それぞれのおすすめ品を紹介します♪
アメリカと日本のデンタルケアの違い
まずは、アメリカと日本のデンタルケアに対する違いについて見ていきましょう。
違いと言っても、基本的には推奨されているケアは同じで、意識の違いが大きいという印象です。
初検診は歯が生えたとき
アメリカで推奨されている歯医者デビューのタイミングは、『歯が生えたとき』もしくは『遅くても1歳までに』です。
おそらく日本でもだいたい同じだと思いますが、実際にそのタイミングで歯医者デビューする子どもは少ないのが現状ではないでしょうか?
でも、アメリカでは全く珍しいことではないんです。アメリカ人のママ友に聞いても、「歯が生え始めたときに、初めて歯医者に連れて行った」という人がほとんど。
わが家も、歯が生えたタイミングで歯科医デビューしました。
アメリカでは、『歯医者は定期的に通う場所』という身近な存在で、小さい頃から慣れさせることが大切だとされているのです。
日本では、どちらかと言うと『歯医者は虫歯などトラブルがあったときに通う場所』という認識が強いですよね。そこが、まず大きな違いです。
小児歯科に通うのが一般的
日本でも小児歯科がありますが、親と同じ一般歯科に通っている子どもも多いですよね。
もちろん、子どもが一般歯科で治療を受けても問題ないですし、私自身も子どものときから親と同じ一般歯科に通っていました。
でも、アメリカでは、子どもは小児歯科に通うのが一般的です。実際に、私の知っている子どもの中で一般歯科に通っている子はいないです。
小児歯科の選び方と注意点
アメリカはデンタルケアに対する意識が高いせいもあり、小児歯科もあちこちにあります。どの歯医者を選ぶかは、ママ友の紹介やネットの口コミなどを参考にする人が多いようです。
ただし、日本とは歯科保険のシステムが異なるため、どこでも通えるというわけではありません。
加入している歯科保険が使える歯医者でないと高額な治療費が請求されてしまうので、たとえママ友から勧められても通えないということもあります。
半年ごとの定期検診を怠らない
アメリカのほとんどの歯科保険では、半年に1回の定期検診がカバーされます。
日本でも、定期検診が推奨されていますが、きちんと受けている人は少ないですよね。
アメリカでは、子どもだけでなく、大人も定期検診を受けている人が本当に多いです。
ただし、アメリカは貧富の差が激しいので、貧困層ほどデンタルケアも怠りがちになるというのも現実です。アメリカでは、『歯を見れば、その人の育ちが分かる』と言われているんです。
小児歯科は予約が取りにくい
子どもたちは学校があるので、どうしても歯医者に行けるのが学校が終わった後か週末になりますよね。
その時間帯に予約希望者が集中するため、人気の歯医者だと予約が取れるのが何カ月も先なんてことも。
娘の通う歯科医も常に混み合っているので、定期検診を受けたときに次(半年後)の予約を入れています。
ご褒美やデンタルグッズがもらえる
アメリカの小児歯科では帰り際にご褒美がもらえるので、それが子どもたちの楽しみの一つでもあるんです。鉛筆や消しゴム、おもちゃなど、いろいろなものが用意されています。
娘の通う歯医者では、近年、数種類から選べるガチャガチャが導入されて、より楽しめるようになっています。
また、歯ブラシや歯磨き粉などデンタルグッズももらえますよ。
アメリカの小児歯科医おすすめの虫歯予防
アメリカの小児科医に教えてもらった虫歯予防を紹介しますね。
もうすぐ11歳になる娘は、今まで一度も虫歯になっていないので、しっかり効果があると思っています。
歯磨き
基本中の基本ですが、食後の歯磨きが重要です。
小さい頃から『食べたら歯を磨く』ことを習慣化させることが大切だそうです。
学校に行っているので昼食後の歯磨きできませんが、娘は朝夕の歯磨きを欠かしたことがありません。
娘が小さいときは、外出時に歯磨きセットを持ち歩いていました。例えば、義両親宅を訪問して帰りが夜遅くなりそうなときは、帰りの車の中で寝てしまうことを想定して、歯磨きをしてから帰るようにしていましたよ。
歯磨き粉は、虫歯予防効果が期待できる『フッ素入り』タイプを勧められています。
イチゴやバブルガムなど数種類のフレーバーがあるので、子どもに選んでもらいましょう。自分の好きな歯ブラシと歯磨き粉を選んでもらうと、より率先して歯磨きしてくれますよ!
フロス
子どもも虫歯予防にフロスは欠かせないそうです。
これも習慣化させることが大切なので、小さいころからスタートするとスムーズです。
子供には、扱いが簡単な『ホルダータイプ』がおすすめ。
娘が小さい頃は、フルーツ味のフロスを使っていましたよ。
虫歯予防用のマウスリンス(マウスウォッシュ)
歯磨きとフロスを終えた後は、虫歯予防用のマウスリンスを勧められています。
スーパーなどでも売られていますし、キャラクターが描かれた製品もありますよ。数種類のフレーバーがあるので、子どもに選んでもらいましょう。
小さいうちは、うっかり飲んでしまうリスクがあるので、注意してくださいね。わが家では、問題なくクチュクチュできる年齢になってから使い始めましたよ。
キシリトールタブレット
小児歯科で勧められたのが、虫歯予防効果のあるキシリトールタブレットです。
キシリトールは虫歯予防効果があることが知られており、タブレットだけでなく、ロリポップのようなキャンディもあります。
わが家では、娘が小さい頃に喉に詰まる心配のない小さなタブレットタイプを食べさせていました。
小さい頃は、おやつを含め飲食の頻度が高く、外出先などではその都度歯磨きができないので、キシリトールタブレットが役立ちました。
歯磨き、フロス、マウスリンスが終わったら、ご褒美として与えていた時期もあります。
娘が大きくなり、小さい頃のように頻繁に飲食しなくなり、デンタルケアもしっかりできるようになったので、もう必要ない気がしてやめました。
シーラント
歯医者に勧められ、奥歯(永久歯)4本にシーラントをしています。
奥歯の表面には細かい溝があって、磨き残しが多くなり虫歯になりやすいといわれています。シーラントは、奥歯の溝を埋めて虫歯になりにくくするものです。
永久ではなく、数年に1回程度メンテナンスが必要ですが、わが家の場合はシーラント自体もメンテナンスも歯科保険でカバーされています。
先に述べた通り、シーラントは定期的なメンテナンスが必要なことと、シーラントをしたからといって虫歯にならないというわけではない点に注意しましょう。
シーラントは日本でもできるので、興味のある人は歯医者に相談してみるのがおすすめ。
紹介した虫歯予防グッズは日本でも購入可能
同じものではないですが、日本でも同様の虫歯予防グッズは購入可能です。
小さい頃から正しいデンタルケアの習慣をつけることが、虫歯予防につながりますよ。
ライオン「DENTチェックアップ」
独自の処方でフッ素の滞留性を高め、しっかり虫歯予防ができる歯磨き粉です。
低研磨・低発泡・低香料で、小さい子どもでも使いやすいのが魅力。
ストロベリー、アップル、グレープの3つのフレーバーとかわいいパッケージもおすすめポイントです。
Clesh「デンタルフロス」
キシリトール配合のデンタルフロスです。
ブドウのフレーバー付きなので、初めてフロスを使う子ども興味を持ってくれるのではないでしょうか。
モンダミン「モンダミンKids ぶどう味」
ノンアルコールで低刺激な虫歯予防用のマウスリンス。
虫歯予防だけでなく、口臭やネバつきも予防できます。
イチゴ味とグレープミックス味もあります。
ロッテ「しまじろうキシリトールタブレット」
子どもが大好きなしまじろうのパッケージのキシリトールタブレットです。
幼児が噛みやすい大きさと硬さになっています。窒息対策の穴あきや滑り防止の摩擦抵抗のある形状など、細部にまでこだわった商品です。
イチゴとグレープと2種類の味を楽しめます。
正しいデンタルケアで虫歯予防をしよう!
きちんとデンタルケアをすることで、虫歯予防が可能です。
私の経験上、小さい頃から歯磨き、フロス、マウスリンスを習慣化させることが大切です。食事の前には手を洗うのと同じ感覚で考えずに行動できるようになりますよ。
そうなれば、「歯、磨きなさい」「歯、磨いたの?」とわざわざ親が指示したり聞いたりする必要もないので、楽です。(笑)
6カ月ごとに定期検診を受けて、歯の状態をチェックしてもらうと安心ですよ!