今後の英語学習の必要性を解説!必要ないなら賢い自己投資ではない

大人向けの英語
  • 英語が重要だと言われているけれど、英語の必要性を感じない。本当に英語を勉強する必要ってあるの?
  • 今後ますますAI技術が進歩して、優れた自動翻訳機が誕生するのも夢ではない今、英語を話せるようになる必要ってある?

こんな風に思っていませんか?

結論から言うと、英語学習の必要性は高まっています。

英語を話せることによるメリットも多く、リターンの大きい自己投資という点からも英語学習はおすすめです。

ただし、英語学習の必要性がある人とない人がいます。

ここを見極めないと、たとえ多大な時間お金を投資してもリターンがほとんどない残念な自己投資になってしまいます。

今回は海外生活18年の経験から得た知識やビジネス・経済などの動向から、『英語学習の必要性』について考察しました。

今後、英語学習の必要性はある?

「AIなどの進歩によって、英語学習の必要性がなくなる」と考える人もいるようですが、むしろ高まっています。

英語の必要性は高まっている

英語の必要性は確実に高まっています。

ただし、全ての人の人生に影響を及ぼすようなことはありません。

英語が話せなくても全く苦労なく生きていける人もいますし、英語学習に費やす時間や労力、お金を他のことに使った方がいいケースもあります。

「これからの時代は、英語が必要不可欠」といった言葉に踊らされる必要はありません。

英語の必要性が増す理由

英語の必要性が増す主な理由は3つあります。

ビジネスのグローバル化が加速

ビジネスのグローバル化が加速しており、『英語が話せて当然』というレベルになっていくことが予測されます。

実際に、すでに楽天やソフトバンク、ユニクロなどの大手企業が社内公用語を英語にしていますよね。

国を超えた合併や海外進出を狙う日本企業も増えています。海外と取引のある企業もすでに多いですが、このまま少子化が進めば、さらに増えていくでしょう。

日本の市場規模が縮小し、国内だけでの売上では足りなくなるためです。海外市場に目を向ける必要がでてくれば、必然的に英語の必要性も高まります。

外国人労働者の増加

日本は、少子化や高齢化社会で人員不足が深刻化しています。

人員不足を改善するために、政府も海外からの労働者の受け入れに積極的です。

外国人労働者が日本語を話せるとは限りません。さまざまな国の労働者とコミュニケーションを取るときに使われる言語は、やはり世界共通語の英語です。

生のコミュニケーションがベスト

これから先、どんなに高性能な自動翻訳機が開発されても、人が直接話す生のコミュニケーションに勝るものはありません。

海外の人は『英語が世界共通語』という認識が強く、グローバルなビジネスの場では英語を話すのが当たり前になっています。自動翻訳機を使うという発想すらないと思います。

そんな状況下で、自分だけ自動翻訳機を使えますか?周りの人たちは、当然「はぁ?」ってなりますよね。

海外の人たちと自動翻訳機を使って会議や交渉をする状況が想像できないです。

英語学習の必要性が高い人と低い人

では、どのような人が英語学習をするべきなのでしょうか?英語学習の必要性の高い人と低い人を具体例とともに解説します。

英語学習の必要が高い人

英語学習の必要性が高い人は、主にこれから社会に出て働く子どもや学生たち、現役世代で英語を使う職場の人などです。

理由とともに見ていきましょう。

学生

学生であれば英語が必須科目になっているので、勉強する必要性がありますよね。

英語ができることで、就職先の選択肢が広がります。

英語活用実態調査2019(企業・団体)』の調査結果によると、約82%が『今後ビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル』として英語を挙げています。

つまり、就職したい企業があっても、英語ができないことで採用されない可能性もあるのです。

実際に、新卒採用にTOEICのスコアを要件・参考にしている企業は約50%で、今後も増えていくことが予測されます。また、目安とするTOEICの平均点は545点です。

英語を使う仕事に就いている人

外資系企業や日系企業の英語を使う部署、ホテルなどの観光業などに携わっている人は、職場で英語を使う機会があるため、必要性が高いといえるでしょう。

近年は、昇進や昇格にTOEICのスコアを参考にする企業も少なくありません。

参考にする可能性があると回答した企業も含めると、37~43%の企業でTOEICのスコアが昇進や昇格の際に参考にされています。

転職したい人

職種によりますが、前述のようにTOEICのスコアを重視している企業が増えているので、転職の際に英語ができることが有利に働きます。

『英語活用実態調査2019』の調査結果によると、転職者に期待するTOEICスコアの平均は、560点です。英語を使う部門では、620点です。

グローバルに活躍したい人

言うまでもないですが、グローバルに活躍したい人は英語が必要不可欠ですよね。

専門的な知識と英語力があれば、海外就職も夢ではありません。

日本と取引している企業であれば、日本語を生かすこともできます。また、高収入につながることも珍しくないのも海外就職の魅力です。

Lina
Lina

アメリカで現地企業に勤務していましたが、日本で働いていたときの倍近くの収入を得られていました。

また、コロナウイルスの影響でリモートワークが当たり前になったことで、グローバルに活躍するチャンスも高まっています。

日本にいながら他国の企業にリモートワークで勤務できる可能性も考えられます。

英語学習の必要性が低い人

「英語の必要性すら感じたことがない」という人は、おそらく必要ないでしょう。例えば、英語を全く必要としない職場で働いている人や海外に興味のない人などです。

英語ができるメリットは多いですし、私自身、英語ができるようになったことで人生が好転しましたが、必要性があるかないかのみで判断すると、必要ないとなりますね。

「これからは英語が必要不可欠」「英語が話せる=優秀」といった世間一般の風潮に流されて、必要性がないのに時間やお金を投資しても、リターンは少ないでしょう。

英語が必要ないなら無理に習得する必要はないですし、他の身に付けるべき教養やスキルに目を向けるのがおすすめ。

例えば、在宅ワークできるスキルを身に付けるといった方が、リターンが大きいのではないでしょうか。興味のある人は、『在宅ワークの副業で稼ぐおすすめの方法!主婦や海外在住者でも可能』の記事をどうぞ。

少しでも必要性があるなら、英語を学なぼう

少しでも英語の必要性があるなら、すぐに行動を起こしましょう。英語学習者は多いですが、英語を実際に使いこなせる人はどれだけいるかというと、多くありません。

TOEICのスコア(リスニングとリーディング)が900点以上でも話せない人が多いのが現実ですよね。ビジネスメールを書こうと思うと、書けない人も多いです。

英語を実用的に使いこなせる人がまだ少ない今だからこそ、優位に立てるチャンスがあります。

近年は、スピーキングとライティングテストも採用の要件や参考にする企業が増えています。『英語活用実態調査2019』によると、約55%の企業が参考にする、もしくはする予定と回答しています。

その理由の約64%を占めるのが、『必要な英語力を適切に測ることができるから』です。近年は、より実践的な英語力が求められているわけです。

知識があっても、実践で使いこなせなければ意味がありません。ぜひ、使える英語を身に付けてください!

TOEICが高得点でも英語が話せない人は、『ネイティブキャンプ』など格安オンライン英会話を利用して、どんどん話す練習をしましょう。インプットは十分できているので、3~6カ月でかなり話せるようになるはずです。

オンライン英会話について知りたい人は、『おすすめのオンライン英会話7選!無料体験で選ぶのが上達のカギ』をどうぞ。

TOEICと英会話の勉強の両立については、『【体験談】英会話の勉強だけでTOEIC高得点!両立し同時に伸ばす勉強法』が参考になると思います。

全くの初心者でも勉強法さえ間違わなければ、1年程度で日常会話のみならずビジネス英語もできるようになりますよ。

具体的な勉強法について知りたい人は、『1年で初心者から海外でも困らない英語力を日本で習得した勉強法』で書いています。

▼子どもの英語学習に悩んでいる人は、『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』がおすすめ。成功体験本とは違い、子どもの英語教育にどのような学習が必要なのか具体的に記されています。英語に限らず、外国語を習う上で役立つ本です。