1年で初心者から海外でも困らない英語力を日本で習得した勉強法

大人向けの英語

英語を話せるようになりたいけれど、すぐに挫折してしまう。モチベーションを保つにはどうすればいいの?

いろいろな勉強法を試したけれど、話せるようにならない。効果的な勉強法はあるの?それとも結局、留学でもしないと英語を話せるようにならないのかな…

そんな悩みや疑問を抱えていませんか?

本記事のポイント
・英会話を勉強するモチベーションを持続するコツ
・1年で初心者からネイティブと会話が楽しめるようになる勉強法
・おすすめの教材や使い方

英米在住18年で、今では英語での生活が当たり前の私ですが、かつては何度も英会話の勉強で挫折しています。

「英語を話したい」と思い、いろいろな教材を試してみたものの、いつも三日坊主。その度に自己嫌悪に陥る…の繰り返しでした。

でも、英語は日本に居ながらでも話せるようになります!しかも、1年程度でネイティブと普通に会話を楽しめるレベルまで到達可能です。

断言できる根拠は、私が実際に体験したからです。

20代半ばで初めて英会話スクールに入学したときは、一番下のレベルでした。それでも1年で、TOEICの勉強をせずに755点取れるレベルまで上達したのです。

その後に留学したのですが、ネイティブとの日常会話に困りませんでした。(もちろん、まだ専門性の高い会話は難しかったですが…。)

この頃には、TOEICの点数も895点まで伸びました。

私は英語が話せるようになったことで、自分の世界が大きく広がりました。英語で人生が変わったといっても過言ではありません。

今回は、1年で初心者からネイティブと日常会話を楽しむレベルに到達した勉強法や教材などをシェアします。

Lina
Lina

英語を話せるようになって自分の世界を広げたいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

英会話が短期間で上達した3つの秘訣

それまで何度も挫折していた私が、短期間で英会話ができるようになった秘訣は、以下の3つが関係しています。

  • モチベーションを持続できた
  • 勉強をする楽しみを見つけた
  • 正しい勉強法で勉強をした

どれかが欠けていたら、やはりそれまでと同じように挫折していたでしょう。

モチベーションを持続できる状況に身を置く

英会話はスポーツと同じで、持続しないと上達しないということは分かっていますよね。

それでもモチベーションが続かないというのが、多くの人にとって挫折する大きな要因だと思います。私は、まさにそれが挫折する原因でした。

そんな私がモチベーションを持続できた理由は、思い切って自分を追い詰めたからです。

英会話スクールに入学したのです。そんなことで?と思うかもしれませんが、今のように格安オンライン英会話がない時代で、当時は高額な自己投資でした。

レッスンチケットを先に購入するシステムで、入学金やテキスト代なども含め50~60万円支払いました。

『高額な自己投資を無駄にしたくないので、頑張って続けるしかない』という状況に身を置いたのです。

誤解してほしくないのは、決して高額な自己投資を勧めているわけではありません。むしろ、近年は格安オンライン英会話が多いので、高額な自己投資は必要ないと思っています。

大切なポイントは、自分を甘やかせすぎないことです。

例えば、格安オンライン英会話を週3回利用すると決めたら、よほどの理由がない限りキャンセルしないと決めるだけでも違うと思いますよ。

妄想でもいいので、楽しみを見つける

もう一つモチベーションの持続に効果的だったのが、英会話スクールに通う楽しみを見つけたことです。

私が通っていた英会話スクールは、1クラス3人までのグループレッスンだったので、同じように英会話を学ぶ友人がたくさんできました。

レッスンの後に飲みに行ったりするほど仲良くなり、友人に会えるということが通うモチベーションになったのです。

また、お気に入りの講師を見つけたことで、「先生のことをもっと知りたい!」「もっと話したい!」という気持ちが芽生えました。

妄想的な密かな片思いのような感じでしたが、英会話の勉強をする強力な原動力になったのです。

バカげていると思うかもしれませんが、「話したい!」という強い感情が芽生えるなら、理由はどうでもいいです。具体的に特定の誰かと話したいという気持ちは、恐ろしいほどパワーになるので。

オンライン英会話では講師を選べることが多いので、講師を「話したい」の原動力にするのもありだと思います。同じ趣味を持つ講師を見つけ、「友達になりたい」でもいいと思いますよ。

しっかり身に付く勉強法で、効率よく勉強する

英会話上達のカギは、インプットとアウトプットを同時に行うことです。

インプットは、教材などを使った自己学習です。アウトプットは、オンライン英会話などを使って、自己学習で習ったことを実践で使うことになります。

どちらか一方では、限度があります。独学でもTOEICや英検などでは、高得点を取ることも可能です。ただし、多くの人は英語が話せません。

また、英会話スクールに通うだけで英語が話せるようになるというのも誤解です。自己学習をしなければ、なかなか上達せず挫折するパターンが多いのです。

英会話の勉強に使用した教材や勉強法

私が短期間で英会話を上達させるのに使用した教材や勉強法を紹介します。

心底おすすめできるものだけを厳選しているので、本気で英語を話せるようになりたい人は試してみてくださいね。

リスニング :日常会話の音声付き教材・ドラマ・映画・ニュース

当時は今のように充実したリスニングアプリがなかったので、英会話スクールのテキストを使いました。日常会話のテキストで音声のCD付きだったため、通勤時(片道45分)に毎日聴いていました。

NHKの英会話講座を利用したこともあります。レベルや目的別になっていますし、無料で視聴できるので気軽に試せますよ。

ドラマ・映画・ニュースなどは、生の英語に触れられる優れた教材ですが、中級レベルになってからにしましょう。初級レベルでは難しすぎて挫折しやすいためです。

こちらの記事でおすすめの教材を紹介しています。

スピーキング:英会話スクール

全員がネイティブ講師の英会話スクールに、週2~3回ほど通っていました。

駅前留学で有名な『NOVA』です。私の英語力が短期間で上達したのは、NOVAのおかげと言っても過言ではありません。間違いなく私の人生を変えてくれたスクールです。

NOVAのおすすめポイント
一番のおすすめポイントは、講師全員がトレーニングを受けたネイティブである点です。TESOLを取得している講師もおり、全体的に質が高かったです。

もちろん、中にはイマイチな講師もいましたが、現在は講師を選べるシステムなので問題はないでしょう。

レベル別のオリジナルテキストの質の高さもおすすめポイントです。私はリスニングの教材として使用したのですが、多くの使えるフレーズを習得でき、英会話が飛躍的に伸びました。

オンラインレッスンと通学の対面レッスンを組み合わせられるのもメリットです。すでに述べた通り、通学はモチベーションを維持しやすいというメリットがあります。

デメリットは、全員ネイティブ講師ということもあり、一般の格安オンライン英会話と比べると割高な点になります。

▼公式サイト

▼スピーキング向上のカギは、なるべく多く英語を話すことなので、格安で質の高いオンライン英会話もおすすめです。

リーディング:英字新聞「The Japan Times Alpha」

毎日欠かさず英語学習者向けの英字新聞『The Japan Times Alpha』を読みました。

中級レベルになってからは、一般の英字新聞に切り替えて続けました。

英字新聞を読み続けたら、とにかく読む速度が劇的に早くなり、自分でも驚いたのを覚えています。TOEICの長文問題も素早く読めるようになったのです。

また、たとえ単語の意味が分からなくても、前後の文脈から意味が分かるようにもなりました。英語を英語のまま理解できるようになったという感じです。

気になる単語は調べて、実生活で使うかもしれないという単語だけをピックアップして、オリジナルの単語帳の作成もしていました。使う可能性が低い単語は覚えませんでした。覚えても忘れるだけだと思ったからです。

▼こちらの記事でThe Japan Times Alphaを使うメリットや効果的な勉強法を詳しく紹介しています。

文法:文法書「English Grammar in Use」

「英会話に文法の勉強は必要ない」という人もいますが、必要です。

確かに子どもであれば必要ないかもしれませんが、大人が英会話をマスターするには、文法の知識がないと行き詰ります。

ただし、必要なのは中高で習う基本的な文法です。

『English Grammar in Use』は英語で書かれているのですが、ネイティブが英語学者向けに書いたものなので、驚くほど分かりやすいです。

英語は英語で勉強した方が効率的ですし、日本語の文法書よりもはるかに頭に入りやすいです。「そういうことだったのか!」と目からうろこの発見も多々ありますよ。

この本に物凄く助けられたので、今でも捨てられずに持っています。(この見出しの写真は全て私物です。)

私が使用したのはイギリス英語なので、ここでは一般的なアメリカ英語バージョンを紹介しますね。

アメリカ在住者の方には、最後にまとめてリンクを記載しています。

『Basic Grammar in Use』は初級レベルの人向けの本です。中級レベルの人は『Grammar in Use Intermediate』を使いましょう。

教材と合わせて使いたい辞典

教材以外でおすすめなのが、この見出しの画像に出ている辞典2冊です。

すでにお伝えした通り、英語は英語で学ぶのが手っ取り早いです。

辞書は英英辞典を使いましょう。

appleなど名詞は英和辞典でもよいですが、形容詞などは日本語訳では正しいニュアンスが伝わってこないこともあります。

おすすめは、英語学習者向けの『ロングマン現代英英辞典』です。

先に紹介した文法の本と合わせて私が多用したのが、『Practical English Usage』です。

これもネイティブが英語学習者用に作成したもので、英語の用法辞典です。言葉使い方やニュアンスを知るのに役立つ非常に便利な本です。

日本語訳版もあるようですが、必ずオリジナルの英語版を!

英会話はできるようになる!まずは初心者レベルを抜け出そう

英会話の勉強は、初心者レベルで挫折してしまう人が圧倒的に多いです。しかし、初心者レベルを脱出すると、勉強がぐんと楽になります。

モチベーションを維持して、まずは初心者レベルを抜け出すことに集中してみましょう。そこさえ乗り越えれば手応えをつかめるため、ネイティブと会話を楽しめるレベルに到達しやすくなりますよ。

▼アメリカ在住者向けのリンク