近年は、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどでも『イースター』を季節のイベントとして取り上げるようになりました。
そのため、過去に比べたら認知度は増しているものの、イースター自体をよく知らない人も多いのが現実ですよね。
そこで、今回はイースターの歴史や恒例のイースターエッグ、エッグハント、食べ物などについて、私自身が撮影したたくさんの写真とともに紹介します。

簡単なイースターエッグの作り方についても紹介しているので、ぜひ家族みんなで楽しんでくださいね。
イースターは、いつでどのような日?

『Easter(イースター)』は、日本語で復活祭と呼ばれることも多いですが、具体的にどのような日なのでしょうか?
イエス・キリストが復活した日
イースターは、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日後に蘇ったことを祝う、キリスト教にとって重要な行事の1つです。
教会では特別な礼拝が行われ、正装して出かけるキリスト教徒も多く、クリスマスと並んで多くの人が教会に集まる日になります。
一方で、宗教に関係なく誰もが楽しめるイベントとしても定着しています。
日付は毎年変わる
イースターは、毎年同じ日ではありません。
ただし、キリストが復活した日が日曜日だったことから、毎年、日曜日と定められています。
具体的には、『春分の日が過ぎた後の最初の満月の次の日曜日』になります。ちょっとややこしいですね。
イースターの日付
2021年:4月4日
2022年:4月17日
2023年:4月9日
「イースター島」はイースターが由来
モアイ像で有名な『Easter Island(イースター島)』の島名は、実はイースターが由来です。
1722年にオランダ軍がイースター島を発見した日が、たまたまイースターだったことからイースター島とされたそうです。
イースターのカラーとシンボル

パステルカラー
イースターが近くなると、店頭には春をイメージするパステルカラーのグッズが並びます。
ピンク、グリーン、ブルー、イエローと、まるでお花畑のようで心が和みますよ。
イースターエッグとイースターバニー
イースターのシンボルは卵とウサギで、それぞれ『イースターエッグ』『イースターバニー』と呼ばれています。
キリスト教では、卵が生命のシンボルとされています。イースターはキリストの復活を祝う日のため、生命のシンボルである卵が使われるのです。
ウサギも子だくさんなことから、生命のシンボルとされています。
卵やウサギの形をしたチョコレートなどから雑貨までさまざまなイースターグッズが販売されます。家をデコレーションして楽しむ人も多いですよ。
イースターの過ごし方や楽しみ方

イースターはキリスト教にとって大切な日ですが、一方で宗教の壁を越えて家族みんなで楽しめるイベントになっています。
イースターの一般的な過ごし方や楽しみ方を紹介しますね。
イースターエッグを作る
イースターエッグ作りは、恒例のイベントです。イースターエッグを作るキットもたくさん販売されていますが、キットがなくても作れます。
作り方は簡単なので、子どもと一緒にイースターエッグ作りをしてみませんか?
イースターエッグの作り方

■用意するもの
- 卵 1個
- 熱湯 適量(卵が漬かる程度)
- 食紅 適量
- 酢 適量(1カップであれば、小さじ1程度)
- 耐熱性のあるカップ(お湯に卵を入れてもこぼれない大きさ)
- クレヨン・サインペン・シールなど(デコレーション用)
■作り方
- 卵をゆでて、よく冷ます
- 水気を拭き取り、クレヨンで絵や模様を描く
- 耐熱性のあるカップに、熱湯・食紅・酢を入れてよく混ぜる
- ゆで卵を漬ける
クレヨンで絵や模様を描いてから漬けると、絵や模様が浮き出ます。先に漬けてからサインペンやシールでデコレーションする方法もあります。

食紅の量と漬ける時間により、色味を調節できますよ。
エッグハント
子ども達にとってワクワクする楽しいイベントが、『エッグハント』です。
イースター前になると、店頭には大小さまざまなプラスチック製の卵や卵を入れるバスケット(かご)などが並びます。

プラスチック製の卵は中が開く仕組みになっていて、子どもが喜ぶチョコレートやシール、スタンプなどを入れられるようになっています。
自宅の庭などに卵を隠して、子ども達が探すという宝探しのような楽しさがあるのです。
教会や市主催のイベントに参加
イースターのある週末は、教会や市が主催するイースターのイベントが目白押しで、家族全員で出かける家庭も多いです。
我が家も娘が小さいときに、地元の教会が主催するイベントに参加したことがあります。なんと7万個以上の卵を使ったエッグハントがあり、多くの子連れ家族が集まっていました。

エッグハント以外にも、子ども達が楽しめるバウンスハウスやフェイスペインティング、ゲーム、イースターバニーとの写真撮影、屋台なども用意されていることも少なくありません。
教会に行く
イースターの日は、教会で特別な礼拝やイベントが行われています。そのため、教会に足を運ぶ人が多いです。
教会によりますが、子どももドレスアップしていくことも珍しくありません。春らしいドレスがたくさん販売されていますよ。


家族や親戚と食事を楽しむ
宗教に関わらず、家族や親戚と集まり食事を楽しむ人が多いです。
アメリカでは大人数が集まるパーティーの場合、『potluck(ポットラック)』といって参加者が食べ物や飲み物を持ち寄るのが一般的です。
イースターの定番料理

前述の通り、イースターには家族・親戚と集まり食事を楽しむのが恒例です。イースターパーティーの定番料理を紹介します。
アメリカでの定番は、ハムや卵料理
国によって違うと思いますが、アメリカでイースターに食べる料理の定番といえば、『ハム』です。
しかし、特に決まりはないため、家庭によってさまざまなです。鶏肉や七面鳥、牛肉、ラム肉を食べる家庭もあります。
アメリカではベジタリアンの家庭も多いので肉類を食べない場合もあります。
イースターの象徴である卵や春野菜を使ったサイドディッシュ、サラダ、デザートなどの料理を囲み楽しみます。
イースターの人気卵料理「デビルドエッグ」の作り方
イースターの人気卵料理といえば、「デビルドエッグ」です。簡単に作れますし、お弁当やホームパーティーでも活躍してくれますよ。

アレンジ豊富でいろいろなレシピがあるのですが、今回は自分好みにアレンジしやすいシンプルなレシピを紹介しますね。
■材料(6個分)
- ゆで卵 3個
- マヨネーズ 大さじ1
- マスタード 小さじ1
- 酢 大さじ1/2
- 塩・胡椒 適量
■作り方
- 殻をむいたゆで卵を半分に切る
- 黄味をボウルに取りだし、マヨネーズ・マスタード・酢・塩・胡椒と混ぜる
- 白身のくぼみにまぜた黄味を入れる

パセリやパプリカパウダーなどをかけると見た目がよくなりますよ。また、口金を使って黄味を出すとおしゃれに仕上がります♪
テーブルやインテリアをデコレーション
イースターだけでなく、ホームパーティーを開くときは、テーブルや部屋のコーディネートにもこだわるアメリカ人も少なくありません。


ピンク、イエロー、ブルーなどパステルカラーのテーブルクロスやナプキンを使ったり、春らしい花を飾ったりして、コーディネートされることが多いです。
欠かせない飲み物の水は、きらめくボトルが目を引く『フィジーウォーター』がおすすめ。置いてあるだけで絵になるおしゃれなデザインが魅力。いつも喜ばれますよ♪
『【海外セレブも愛飲】フィジーウォーターの効果や実際に飲み続けた感想』の記事で詳しく紹介しています。
日本でも楽しめるイースターのイベント

日本で楽しめるイースターのイベントをピックアップしました。
※2021年はコロナウィルスの影響があるため、公式サイトで詳細を確認しましょう。
東京ディズニーランドとディズニーシー
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、イースターの特別イベント『ディズニー・イースター』を開催しています。
園内にかわいいイースターのデコレーションがされるだけでなく、スペシャルパレードもあります。レストランでも、卵やイースターをモチーフとした料理特別メニューが食べられますよ。
イースターから生まれた『うさピヨ』とディズニーの仲間達がデザインされたスペシャルグッズの販売もあり、盛り沢山です!
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
『ユニバーサル・イ―スター・セレブレーション』というイベントが開催されています。
頭にヒヨコやウサギを乗せたミニオンやスヌーピー、エルモが出迎えてくれますよ。園内のあちこちがカラフルにデコレーションされていて、見ているだけで楽しめます。
シールを集めてイラストを完成させる『たまごさがしラリー』など楽しいイベントも用意されています。
あつまれ動物の森
『あつまれ動物の森』でも期間限定でイースターのイベントがあります。
イースターバニーの『ぴょんたろう』が島のあちこちに隠したイースターエッグを集めて、特別な家具をDIYできます。

私はやったことがないので分かりませんが、ネットには卵の集め方など攻略法がたくさん出ていますよ。
家族みんなでイースターを楽しもう

イースターは、クリスマスやハロウィンと比べると、なじみの薄いイベントですが、家族みんなで楽しめるイベントです。
イースターエッグは簡単に作れますし、エッグハントは家の中でもできますよ。
また、イースター時期にアメリカを訪れるときは、ぜひイースターのイベントに参加してみてくださいね。きっと良い思い出になると思いますよ。