ロサンゼルスには多くの日本食レストランがあり、なんと名古屋名物の手羽先唐揚げで有名な『風来坊』もあります。
『風来坊』は名古屋を中心に展開しているお店で、東京にも一店舗しかないほどなので、知らない人もいるかもしれません。
実は私もロサンゼルスに移住してから『風来坊』の存在を知ったのですが、初めて食べたときから虜になり、かれこれ17年。今でも定期的にテイクアウトしています。
今回は、そんな『風来坊』の魅力やロサンゼルスの店舗について紹介します。
「風来坊」は、どんなお店?

『風来坊』の存在を知らない人もいると思うので、まず、どのようなお店なのか紹介しますね。
名古屋名物の元祖手羽先唐揚げ
『風来坊』は、1964年創業の老舗レストランです。
名物は手羽先の唐揚げにタレをつけたもので、名古屋名物の手羽先唐揚げの元祖といわれています。
今でこそ手羽先唐揚げは珍しいものではないですが、当時は斬新な発想だったようです。
当時と変わらない独自の秘伝のタレがおいしいさの秘密です。
きっかけは、常連客の隠れメニュー
『風来坊』の手羽先唐揚げの始まりは、常連客に出した隠れメニューだったそうです。
創業者は北九州で小さなお店を営んでおり、常連客にメニューにないタレをつけた鶏の唐揚げを出したところ、喜ばれたことがきっかけでした。
それから秘伝のタレを開発に没頭し、後に今でもメニューにある『ターザン焼き』が誕生したのです。
ひらめきから生まれた「手羽先の唐揚げ」
『手羽先唐揚げ』が誕生したのは、機転を利かせたひらめきでした。
ある日、ターザン焼きに使う丸鶏が発注ミスで仕入れられないというアクシデントが起こりました。そのときに、ふと目に留まったのが『手羽先』だったのです。
当時は、手羽先といえばスープの材料程度にしか使われていなかったそうです。しかし、創業者は「手羽先に秘伝のタレをつければ売れるのではないか」とひらめいたのです。
結果的に安くておいしい手羽先唐揚げは、予想を上回る売れ行きでした。そして、あっという間にお店の看板メニューになったのです。
ロサンゼルスの「風来坊」

ロサンゼルスに『風来坊』がオープンしたのは、1987年のことです。
異国の地で30年以上も続いている日本食レストランはまれで、それだけ現地の人にも受け入れられているということでしょう。
日本人が多く住むエリアにある
『風来坊』の1号店は、かつて日本人が多く住んでいた『Gardena(ガーデナ)』にあります。
以前よりはかなり減りましたが、今でも日系人が多く住む町の一つです。
隣町のTorrance(トーランス)は、現在も多くの日本人が住んでおり、日系スーパーや日本食レストランが集中しています。
『Santa Ana(サンタアナ)』や『West LA(ウエスト LA)』にも店舗があります。
手羽先唐揚げは辛さを選べる
手羽先唐揚げの辛さは、4段階から選べます。
- Sweet
- Mild
- Regular
- Extra Spicy

子どもには、『Sweet』か『Mild』がおすすめ。
多種多様な料理を楽しめる

手羽先唐揚げの他にも、焼き鳥など多数の居酒屋風のメニューが用意されています。
ガーデナ店にはテーブル席の他に、カウンター席と畳の席がありますよ。
テイクアウトも可能
料理はテイクアウトも可能です。
店内はそれほど広くなく、特に週末のディナータイムは待つことが多いので、テイクアウトもいいかもしれません。
電話で注文をして指定の時間に取りに行く、または『Uber Eats』や『Doordash』などのデリバリーサービスも使えます。
遠方でも「風来坊」の手羽先唐揚げを食べられる?
近くに『風来坊』がない人でも、実は自宅で『風来坊』の手羽先唐揚げを食べられます!
楽天で購入できる
手羽先唐揚げは、『楽天』で購入できます。
食べたことがなかった両親に贈ったのですが、とても喜んでもらえましたよ!

海外暮らして両親と離れて暮らしていも、ネットで注文・手配できる世の中になって、ありがたいですね!
ロサンゼルスの「風来坊」の店舗情報
ここでは、オリジナル店舗の『Gardena(ガーデナ)』を紹介します。
広い駐車場がありますが、同じショッピングセンター内に複数のレストランがあるため、週末は空きスペースを見つけるのが困難なときもあります。